雑草は抜かない、そして不耕起の畑

 2017年の野良仕事も本格化してきた。

 秋田県横手盆地では5/15以降は霜も降りることがなくなると昔から言われているようだ。
 が、その割には、今日は天気が不安定で時折車軸を流すような雨が降る。そして気温も低く肌寒い。

 さすがに今日は、代掻きのトラクターの音もし無い。

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 さて、私の畑は一週間前頃に咲き誇っていたチューリップも、もうだいぶ散り始めた。北東北の春は遅いがあっという間に初夏へと移っていく。

 不耕起で、なおかつ雑草を抜かない私の畑は上の写真のようにあちこちに草が生え放題に生えている。

 また、昨秋植えたライ麦がやっと草丈30cmほどになっている。

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 ライ麦は、背丈が1.5mほどになるが、そのぶん根も深くなり、土中深くまで根がまっすぐに伸びてくれる。また、ライ麦を刈り取って畝に敷き詰めて草マルチにできる。

 雪解け後の四月中頃に植えたジャガイモは、芽が出てきていて、本日、雨の合間を縫って芽かきをした。

 各種のトマト、なす、すいか、メロン、などをここ一週間の間に植えたが、まだ寒い日があるので、行灯を立てている始末だ。

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 また、もうダメになりかかっているアスパラは、他の畝に新しいアスパラを植えているが、新しいアスパラが収穫できるにはまだ3年以上かかるだろう。
 古いアスパラ畑と、少しずつ移し替えた畑から、今年もワイフと二人だけなら十分なほどの収穫がある。新しいアスバラが本格的な収穫できるようになったら、今のアスバラ畑は、他の畑にするつもりだ。
 

不耕起、無農薬、雑草は抜かない

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 私の農法は、いわゆる自然農法か自然農とか呼ばれる農法であろう。
 初めて、この農法を取り入れた時は、収穫が激減し、本当にこの農法が良いのかと考えざるを得なかったが、私は、出荷している訳ではないので、自分のお腹が満たされれば良いと開き直って、この農法を継続している。

 雑草の中からスイカや地這えキュウリなどを見つけ出しているような農業だ。それでも、スイカなどは、地温の上昇が不可欠だから、スイカの周囲の雑草だけはしっかり刈り取っている。決して放任ではない。
 雑草も野菜に光が当たらないほど大きくなってきたら、刈り取って、草マルチにしたりしている。

 また、肥料は、自家製のエンザイムで発酵させた骨粉や油粕とエンザイムを時折、畑に与えている。

 さらに、牡蠣殻石灰を植え付けの半月前ほどに畝にばらまいている。

 周囲の農家の人達からは、しっかり雑草を抜かないと虫が発生したり、野菜が病気になるといつも言われているが。
 私の家の周囲には、民家しかないので、仮に野菜が病になっても、他の畑に被害を与えることはないだろう。
 また、虫が大発生すると言われているが、害虫もいるが、益虫もいるためか、ここ数年、虫で困ったことはほとんどない。せいぜい白菜やキャベツを蝶の幼虫が食べてしまう程度だ。防虫ネットでトンネルを作ればさほど困らないし。
 また、レタスを混色すれば、虫の害はだいぶ軽減する。

 確かに、土の中にはいろんな生物がいる。ミミズはもとより、コガネムシの幼虫やごみ虫などなど。多種多様な生き物や微生物がいない畑では、多分ろくな野菜は取れないと思う。

多様性 その1

 
 山のどんぐりや栗の木や柿などは、雑草もあれば、他の木もあり、さらには蔦が絡まったりしながらも、毎年、実をつけている。山栗の木の下などは、毎年、膨大な落葉樹の葉が堆積して腐葉土になっている。

 そこには、益虫も害虫も鳥も動物もいて、細菌や微生物も数え切れないほどいるだろう。こうした多様性が、雑木林の木々を支えていると言えるだろう。

 市場分析などの用語にもなっているニッチが連想される。

 畑も同様のことが言えるだろう。野菜も雑草もともに植物である。
 様々な生物の多様性が、野菜を育むし、野菜本来の力をも発揮させるのであろう。
 ただ、私の畑のように周囲を宅地に囲まれている畑と、山間部の畑、周囲を他に囲まれた畑は、それぞれ環境が異なり、生物の種類も量も違っているはずだ。

 これまでの農業は、栽培するもの以外を全て排斥する農法である。

 春に機械を使って耕し、砂漠化させ、肥料等を入れ、ついでに殺菌剤なども。
 そして栽培するところにビニールマルチを敷き、畑の土には太陽が当たらない。(私も直射が当たらないように刈り取った畑中の雑草を畝に敷き詰めるが)

 そして、徹底的に除草し、時には除草剤を散布。こうして、栽培するもの以外を徹底的に排斥するのが従来の農法だ。

 続く…

 だが、どんな農法でも、農地が放射能汚染されては如何ともし難い。
 工場のような施設で、土壌を使わずに野菜を育てる農業もあるようだが、それはもはや野菜ではないだろうし、食べても無意味に近いかもしれない。
 それらも、次回に


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