東北のほうだったからよかった…

三陸沖の地震でよかった

今村

 今村復興大臣は、東日本大震災に関連して、「社会資本などの毀損も、いろんな勘定のしかたがあるが、25兆円という数字もある。これは、まだ、東北のほうだったからよかったが、もっと首都圏に近かったりすると、ばく大な額になる」と述べ、のちに陳謝したが、ついに辞任するとか。

 確かに、誰もいないところで巨大地震が起きても震災とは言わないだろう。

 陸奥は、福島・宮城・岩手・青森をまとめた旧地名ではなかったか。もともと俘囚の民の居住地であり、千年以上も中央からは小馬鹿にされてきた。

 今村復興大臣様は、そのような慣習にどっぷり浸かっている政治屋で他の政治家より少し何かが不足している、正直な権威主義者と言うべきか。
 こんなものを大臣にすえ、森友学園の問題はほっかむりの安倍。
 追求する野党ももう諦めたのか。

 自民党や公明党、そして野党にも、この大臣様と大差のない政治屋はゴロゴロいる。

議会制民主主義とはこんなものさ。

画像の説明

 自由で民主的な国家とは明らかに形容矛盾だろう。
 国家がどのようにして生まれたのかはここでは触れないが。国家は階級対立の非和解性の産物だ。

 議会とは誰が人民を抑圧するのかを数年に一度決めることであり、立憲君主制だろうがもっとも民主的な議会主義的共和制であろうが、議会の本質は人民の抑圧だ。

 多くの人々には政治に対する無力感と失望感が満ち溢れているのだろう。自民党も公明党も民進党も共産党もどうでも良いという雰囲気が満ちている。
 むしろ政治のことなど聞きたくないというのが本音ではないのか。選挙の投票率がそれを示している。

 19世紀末から21世紀前半まで、二度の世界大戦と様々な戦争が起きてきたが、次の世界大戦がいよいよ射程に入ってきている。

 核兵器があるから、原子力発電所があるから、再処理工場があるから…戦争にはならない。核兵器が戦争の抑止になる。こんなことを誰が信じるだろうか。

 地球を隅々まで焼き払うほどの核兵器があり、世界中に原子力発電所があり、スリーマイルアイランドやチェルノブイリや福島では過酷事故が起きた。しかし、事故の真相は明らかにされず、その被害を少しでも小さくしようとどこの国も必死だ。

 いかに、為政者が私たち人民を恐れているかがよくわかる。原発事故の真相を嘘まみれでごまかせば、次々に嘘を吐き続けねばならない。それにピリオドを打とうとすれば、共謀罪のような口封じの法が必要だ。

 米国であろうが、核実験云々と言われている朝鮮民主主義人民共和国であろうが、どちらも放射能汚染で健康を害している人がいるはずだ。だが、それらに関してはどの国もほっかむりだ。
 働く人々にしわ寄せが行くという点では上記の二国は、国家という点で共通している。
 が、私は、どっちもどっちと言うのではない。米国はカールビンソンを派遣し、自衛隊を派遣する日本。これは、威嚇であり、米国と日本の行動は批判に値する。

 核弾頭やICBMを持つことが米国の脅威というなら、ロシアは当然であり、英仏なども米国にとって脅威だろう。

 どんな崇高な憲法があっても、為政者を制御する人々の連帯とレジストがなければ憲法など無意味になるだろう。(法を必要とすることが、勤労者階級が収奪と搾取に晒されている証とも言えるだろう。)

 階級に分化して以降の人類史は、勤労被搾取者階級の苦難の歴史である。そして、今、その苦難は極限にまで近づいているのかもしれない。
 このままでは、無数の人々の命が奪われる時が来るのではないか。杞憂か…。

追記

 Twitterを見ていたら「♯東北でよかった」「♯東北においでよ」があふれていて、東北の良さをアピールするツイートが…。

 だが、放射能汚染を思えば、東北アピールは本当に良いのか。
 今村発言に対抗して「食べて応援」のような事が起きても…。

 


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